社会

人的資本

基本方針

当社グループは、経営理念として『大成温調グループは、「信頼」と「誠実」の経営を通じ、「人財」と「技術」をもって、社会に選ばれる会社であり続けます』を掲げ、経営資源の中で「人財」が企業の持続的な成長を支える、最も重要な資本と考えています。

採用

性別、国籍、学部学科、学歴を問わず公平な採用を積極的に行っております。新卒採用に関しては、「ミスマッチを防ぐこと」を採用方針とし、人物素養重視で仕事に興味を持ち、成長意欲やチャレンジ精神がある人物を求めています。また中途採用に関しては、多様な能力や専門的な知識を有している人物を求めております。

人財育成

会社や社会に対し、持てる力を最大限発揮できる人財として、充実した新入社員研修をはじめ、技術研修や階層別研修など計画的な人財育成に注力しています。多様な人財の活躍も視野に入れた、現マネジメントおよび候補者に対する研修なども推進していきます。

研修体系

人事評価制度

当社の人事制度は、人的資源管理という考え方を中心に据え、経営理念や経営戦略と連動した人事制度を目指し、透明性、自律性、客観性を重視した育成型人事制度となっており、等級制度、評価制度、報酬制度の3つの機能から構成される三位一体の人事制度です。
評価制度は、個人能力の定量化、目標管理と能力管理のシステム化、客観性の向上を目的とし、成果評価制度・能力評価制度の2軸で構成されております。

社内環境整備方針

当社グループは、従業員が健康で、安心して働けるよう、働き方改革や仕事と家庭の両立支援、福利厚生の充実、メンタルヘルスケアやハラスメント防止など、より働きやすく、働きがいのある職場の実現を目指して取り組んでおります。

健康増進への取り組み

従業員が心身ともに健康であることが最も重要である、という考えから総務部が中心となって全社での健康増進への取り組みを進めています。定期健康診断、健康相談やメンタルヘルスケア、健康増進につながる各種キャンペーンの実施、各自の健康づくりへのサポートなどを行い、従業員一人ひとりが「心身ともに健康」であることを実感できるよう支援を行っています。
また、2021年より社外提携EAP機関(Employee Assistance Program:従業員支援プログラムと呼ばれる職場のメンタルヘルスサービス)と連携しながらメンタル不調者へのフォローに取り組んでいます。

取り組み内容

  1. 定期健康診断の全員受診の働きかけ
  2. 健康相談の充実
  3. メンタルヘルスケアの実施
  4. 健康サポート対策の推進
  5. 各種運動の奨励
  6. 禁煙対策

健康経営宣言の策定

2024年8月、大成温調グループ「健康経営宣言」を策定しました。

健康経営宣言

大成温調グループは、経営埋念の実現のためにはすべての従業員の心身の健康が重要と考え、従業員が健康で活き活きと仕事と生活の両立ができる職場環境の実現を目指します。

  • 健康的な職場環境づくり

    すべての従業員が心身ともに健康で個々の能力を発揮できる職場環境の整備に努めます。
  • ヘルスリテラシーの向上

    従業員自らが健康意識を高め、保持・増進していくための支援を行います。
  • ワークライフバランスの推進

    従業員一人ひとりがワークライフバランスを実現できるように、多様な働き方の導入や制度の充実を図ります。

健康経営推進体制

ハラスメント対策

職場におけるハラスメント対策として、相談窓口を設置しています。相談には公平に、相談者、行為者および関係者のプライバシーを守って対応しています。ハラスメントが生じた場合は、迅速かつ正確な事実調査を行い、問題解決と再発防止の措置を講じます。
また、ハラスメントのない健全な職場環境確保のために、ハラスメント防止に関する研修を全社員が毎年受講しています。

多様な働き方への支援

育児や介護と仕事との両立を支援するため育児、介護休業や短時間勤務制度をはじめ、休暇制度を整備しています。また、柔軟な働き方を可能にするために時差出勤やテレワークの推進、時間単位有給休暇制度の導入も行っております。テレワークについては、働き方改革の一環として2022年度より全ての社員がテレワーク可能な制度にしました。

定年延長

当社は、2024年度より就労環境改善による従業員満足度の向上を目的として、定年年齢を60歳から65歳へ引き上げました。また70歳までの再雇用制度を導入しております。

人的資本 主な指標

当社では、人財育成方針および社内環境整備方針に関する指標として、次の指標を用いております。当該指標に関する実績および目標は、次のとおりです。

人的資本 主な指標

項目
2022年
3月期
2023年
3月期
2024年
3月期
2030年
目標
1級管工事施工管理技士数
353人
350人
354人
360人
女性管理職比率※
1.4%
2.3%
3.2%
5.0%
定期健康診断受診率
91.4%
95.7%
98.7%
100.0%
障がい者雇用率
2.13%
2.48%
2.53%
法定雇用率を達成
男性労働者の育児休業取得率
--
36.4%
50.0%
100.0%

※全従業員(有期雇用含む)に対する女性従業員比率は15.5%と低く、管理職の候補となる女性社員数は少ないが、教育やサポートを通じ育成を継続。

地域社会

地域イベントへの参加

「スポGOMI in 大井」に参加

大井町の商店街主催で行われている、ゴミ拾いをスポーツとして競う「スポGOMI in 大井」へ参加しています。 2024年度の「スポGOMI」で大成温調チームが集めたゴミは 9.5キログラムでした。

「しながわ花海道」に参加

当社は、品川区が運営する「しながわCSR推進協議会」に参加し、品川区が定期的に主催する合同活動に参加しています。 2016年度からは、「しながわ花海道(勝島運河)」の防波堤に花畑を作るため、割り当てられた区画に種まきを行い緑化活動に貢献しています。

清掃美化活動に参加

品川区内の清掃美化活動に2015年度から参加しています。 しながわCSR 推進協議会の会員企業とともに、区内、複数地域の清掃を行っています。

「スポGOMI in 大井」に大成温調チームとして参加
「しながわ花海道」で菜の花の種まき

地域への貢献

職場体験・企業訪問の受け入れ

地元の中学生の職場体験・企業訪問に協力しています。2023年度は品川区の中学生2校計8名を受け入れ、建設業界について質問を受けるなど交流しました。

品川区にお米を寄贈

品川区の子どもの食の支援事業に賛同して、2021年度からお米を寄贈しています。 2023年度は、株式会社兼藤、愛知産業株式会社と共同で、510世帯分の新潟県産コシヒカリを寄贈し、「 しあわせ食卓事業」に登録しているひとり親家庭等に配送されました。

スポーツ振興・活性化支援

当社は、社内の一体感醸成やスポーツ振興のため、2023年度に「中田康太郎選手(ゴルフ)」、2024年度に「黒川寛輝ディラン選手(ビーチバレーボール)」との所属契約を締結し、活動をサポートしています。
また、2017年度よりビーチバレー「JBV(日本ビーチバレーボール連盟)サテライト」の協賛に参画し、2018年度からは「大成温調シリーズ」として全国各地で行われた多くの大会を開催いたしました。そして2019年5月には「JBV 品川オープン2019」にトップスポンサーとして大会をバックアップ。その決勝戦はJR 大井町駅前の公道上にビーチバレーコートを特設し、公式戦としては国内では前例のない形式での試合を行いました。2024年度は5月4日、5日にお台場にて「第8回ビーチバレー大成温調カップ」を実施しました。

「ビーチバレー大成温調カップ」の様子

社会貢献活動「LIVZON BEACH PROJECT」の実施

当社事業である建築設備工事と密接に関わる「水と空気」に着想を得て、2023年度よりビーチ(海)を舞台としたSDGs 活動への支援を目的とする社会貢献活動を行っています。

  • 第1弾

    JBVが行うSDGs活動への支援を目的としたクリック募金を、当社コーポレートサイトにて実施しました。クリック数に応じた金額を当社からJBVに寄付し、ビーチの環境保全活動やビーチバレーボールの次世代選手育成に役立てていただきました。

  • 第2弾

    株式会社サーズと協賛契約を締結し、日本でサーフィンに取り組む子どもたちを応援するサポート企画「グロムサポートプロジェクト」への支援を行っています。 この企画では、小さな子どもの身体に合ったサイズのサーフボードを制作。成長して合わなかったボードは回収され、中古ボードとして次の世代へ繰り返し引き継がれるというSDGs活動です。

  • 第3弾

    ハワイ在住のサーファー石橋更紗リノ選手と支援契約を締結しました。2012年生まれの石橋選手は、日本でプロ選手となり日本代表選手としてオリンピックに出場することを目標にしています。当社は、 日本での試合に出場する際などに活動費を支援しています。

その他の協賛

オルカ鴨川FC

2016年度より千葉県鴨川市に拠点を置く女子サッカークラブチーム「オルカ鴨川FC」のゴールドパートナーとして、チームの支援に参加しています。「オルカ鴨川FC」は、なでしこリーグ1部で現在活躍中です。

しながわシティスポーツクラブ

2022年に東京都品川区をホームタウンとする「しながわシティスポーツクラブ」とパートナー契約を締結し、継続して支援を行っています。

南座(京都府京都市)へ協賛

歴史的建造物である「南座」内部の意匠を維持、保持しながら最新技術により空調衛生設備工事を担った関係から2018年よりオフィシャルサポーターを務めています。

義援金/募金・寄贈活動への取り組み

当社は、大規模な自然災害などが発生した場合、被災地の復興などに役立てていただくための災害義援金の協力を行っています。

近年の実績

  • 新型コロナウイルス対策への支援(2021~2022年)
  • 令和6年能登半島地震への支援(2024年)

また、持続的な支援を行うため、当社コーポレートサイトを通じたクリック募金を実施しています。

近年の実績

  • 令和6年能登半島地震(2024年1~3月)
  • JBV日本ビーチバレーボール連盟(2024年2~9月)

    ※上記「LIVZON BEACH PROJECT」の一環として実施

  • 令和6年9月能登半島大雨災害支援クリック募金(2024年10月~継続中)